2006年12月17日

画家の玄さん、歴史の“つまみ食い”は危険

講演:画家の玄さん、歴史の“つまみ食い”は危険−−同志社大 /京都

 「歴史の“つまみ食い”は危険」−−。教育基本法の改正や「美しい国」など国家論が盛んな中、画家の玄順恵(ヒョンスンヒェ)さん=兵庫県西宮市=が、上京区の同志社大で「人生の痕跡を抱きしめながら、自由な個人こそ世界人」と題し講演した。朝鮮半島や日本、長期滞在した中国やドイツなどでの経験を話し、世界観や歴史の全体像を知る重要性を学生たちに伝えた。【中野彩子】

 戦前に済州島から移り住んだ両親の元で、神戸市で生まれた自伝エッセー「私の祖国は世界です」(玄岩社刊)を韓国で出版し、日本語版は07年出版予定。夫は作家・小田実さん。

 講演会の参加者は大部分が大学生で、80年代生まれ。「皆さんの親が青春を過ごした時代を知って」と呼びかけた上で、「中曽根康弘氏の首相就任(82年)など“戦後”が終わり、現代につながる重要な変化があった」と説明した。

 安倍晋三首相が提唱する「美しい国」について、「権力者が『日本は特別な国』と強調するのはなぜか」と問いかけた。例として、白村江の戦い(663年)で唐・新羅に負けた後、国内体制を整備する必要があり、国号を8世紀初めに「倭」から「日本」に替えたことを指摘。「ナショナリズムは社会が重大な変化を迎えたり人々が不安に思っている時に現れ、権力者が恣(し)意的に利用する。冷静になって」と警鐘を鳴らした。

 韓国籍を取得する以前は朝鮮籍だったためパスポートがなく、渡航に苦労した体験を語った玄さんは「自国史は世界史と一体。時代や空間の連続性を無視し、都合の良い事象だけを取り出すのは“つまみ食い”。歴史の全体像を知り、よく考えてほしい」と結んだ。

毎日新聞 2006年12月17日





一度こういう講演を見に行きたいと思います。
たぶん周りもこの方と同じような感覚の持ち主ばかりで、とても良い空気の中で話を聞けるでしょう。例えると、怪しい宗教の会合に潜入したい気持ちです。

それにしても"済州島"のパワーはすごいですね。世の中で一番成功(?)した民族ではないでしょうか。




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posted by 遇六 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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